息子は不登校になるまで、朝は登校を渋って暴れる&暴言を吐く、ちょっとしたことで怒る、妹との喧嘩が絶えない、悲観的になりすぐに「死にたい」などと口にする、など家の中は荒廃した状況でした。娘も何かあるごとに兄に絡まれ、ストレスでイライラした状況が続き、私は子供たちの精神状態を受け止めることができなくなり爆発してしまうことも多々ありました。

それに加えて主人は何としても息子を学校に行かせようとするし、何かと私と主人で意見が合わず衝突することも多く、私の精神状態はボロボロ…。

主人から何度も精神科へ行くように言われましたが、私は病院に行っても息子の状態が良くならない限り楽になるような気にはなりませんでした。私を心配して言ってくれてることなのに、「病気扱いされ、私が悪いからだと思われている」と思い込んでいました。息子の将来を考えたら不安で不安で、一生抜けられない苦しみに縛られているような気持ちでした。

そんな時、息子を連れて行った新しい児童精神科で親のカウンセリングが受けられることになりました。児童精神科にかかる子供を育てる親の大変さをわかってくれているようで話を聞いてもらい気持ちが少し楽になりました。息子の診察もしてもらっているので状況をわかってもらえてるという安心感がありました。そして私が弱いからではなく、このような状況になれば誰しもなって当前の状態だと言われ心が救われました。

先生からは「いつか息子が落ち着く日がくるとしても、『今』がしんどいなら、同じ時間をただ悲観して耐えるばかりではなく笑顔で過ごしたほうがいい。先のことを心配したり、不安になった時に少しでも楽に過ごせるようにお薬を使ってもいいと思う」と言われ、「メイラックス」という精神安定剤を処方してもらいました。精神系のお薬を飲み始めると長い期間飲み続けないといけないと思い込んでいたのですが、このお薬は毎日飲むのではなく何かあった時に頓服として飲めば良いそうでお守りとして持っていればいいと言われとても安心しました。

一度息子が大荒れした時にお薬を飲みました。たしかにいつもなら気持ちが地の底に着きそうなくらい落ちるところがそんなに落ちずに過ごせました。そして、息子が荒れている時もイライラせず、しばらく待って気持ちを受け止めることができました。一度の服用で効果が感じられたので私の強い御守りになりました。

ただその後、息子が「学校に行かない」という選択をしてからは息子がうんと落ち着き穏やかに過ごせるようになったので私もお薬に頼ることがなくなりました。

何より主人が「不登校」を受け入れて、息子に寄り添ってくれたことが私にとって一番の救いでした。息子が穏やかになり、主人と私の衝突もなくなり、兄妹のけんかも減り、家族に笑顔が戻ってきたような気がします。