息子が不登校になり、以前より主治医の先生からすすめられていた教育委員会管轄の適応指導教室「ふれあいの杜」へ入級したい旨を学校に伝えました。こちらは校長先生を通して申請手続きをして頂かなければならないので私たちは待つだけなのですが、かなり時間がかかるようです。
その間、家でホームスクーリングをしていますが、せっかくの機会なので民間が主宰しているフリースクールもいくつか体験してみることにしました。息子はフリースクールに行くのも嫌がっていたのですが、「食べ物も味見をしないと好きか嫌いかわからないから、学校も色々体験してみて合うか合わないかみてみよう」と言うと素直に行ってみると言いました。

まずは最近開校した「yume school」。とてもきれいなお部屋で見学に行った日は6名くらいの小学生と中学生がおられました。最初は工作やゲームなど遊びを通して場所に慣れ、それから少しずつ学習の時間を増やしていくようです。私が話を聞いている間、息子は生徒さんが手作りで作られた得点ゲームで遊ばせてもらっていたようで楽しそうに過ごしていました。息子に必要なソーシャルスキルトレーニングなども授業の中に取り入れたり、伝統工芸の体験授業があったり、息子の好きな工作などの作品作りの時間がたくさんある点が良いと思いました。

次に体験したのは「わくせい学校」。家から少し離れているのですが、「惑星」という響きがとてもステキで以前から気になっていたスクール。息子と主人が夏によくクワガタとカブトムシを採りに行っていたスポットの近くということもあり、息子も少し楽しみな様子。自分でストリートビューで行き方を調べて連れて行ってくれました。車では行けないようなあぜ道をてくてく歩いていくとそれらしい建物がありました。自然に囲まれた環境でのびのびと過ごせそうな雰囲気です。その日は20数名くらいの小学生や中学生がおられました。人数の多さに緊張したのか最初は「やっぱり帰りたい」と言って私から離れなかったのですが、みんなが自己紹介をしてくれ、色々と話しかけてくれたりしたおかげでだんだんとうちとけていき、1時間もすれば「ママ帰っていいよ」と言われました。私が帰った後はみんなと裏山へ行ったり広場でサッカーをしたり。とても楽しく過ごしたようでした。今年に入ってからお友達と一緒に過ごすことがほとんどなかった息子にとって、とても貴重な体験になりました。環境が変わればお友達とも楽しく過ごせることもわかり主人と涙して喜びました。

今回の件でわかったことは、息子は人との関わりを拒絶しているのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。むしろ本当はもっとお友達と遊びたいのだと思いました。息子は自分が受け入れられそうかどうかを敏感に感じ取っていて、大丈夫だと思うまでは自分からは動けないのだと思いました。職員室登校になってから教室に入れなくなっていったのも、自分がクラスのみんなに受け入れられないかもしれないという不安があったのかもしれません。学校では今回のわくせいのお友達が息子に寄ってきてくれたように、みんなが息子を誘いにきてくれることはありませんでした。息子が職員室で過ごしていても、誰も休み時間に誘いにきてくれることはありませんでした。誰しも集団の中に一人で飛び込んでいくのは勇気がいることです。その時に周囲から声をかけてもらうなど、何かきっかけがあれば学校でも息子の居場所ができたんじゃないのかなと感じたのでした。