不登校への決意

3年生の3学期から息子の登校渋りが始まり、朝が起きられなくなりました。色んな登校パターンを試させてもらい、3時間目から登校したり、給食の時間に行ったり、早めに行った日は早く帰らせてもらったりと息子が負担なく通えるペースを探してみたりもしました。が、どれも息子には辛そうでした。「学校」という場所に行くのが辛いようでした。

4年生にあがるタイミングでの変化を期待し、なんとか始業式には行きましたがその日に不登校宣言💦しかし4年生からは職員室登校させてもらえるということで本人も少し気持ちが切り替わりました。職員室でズームで授業を聞いたり図工や作品作りをしたり、先生のお手伝いをしたり…。給食も先生方に囲まれて食べたり、自由に過ごさせてもらうようになり精神的にもだいぶ落ち着いてきました。毎日2時間目くらいからは登校できるようになってきました。

そして2学期に入り、運動会にも参加できたのでこの流れで教室に戻れる日がくるのでは⁉︎と思っていた頃のことです。

ある日、息子が「なんでオレなんかを生んだん⁉︎オレはこんな世界に生まれてきたくなかった」と言いました。「オレを生んだこと、そして今までのこと全部謝ってほしい」と言われました。そして「死んで楽になりたい」と。

気持ちを切り替えるために息子と2人で車でドライブに行き、泣きました。そして「ママは◯◯のために良いと思ったことを選んできたつもりだけどそれが全部間違ってたのなら本当にごめん。全部やり直したいから、何が嫌でしんどいのかひとつひとつ教えてほしい」と言いました。

息子も泣いていました。2人で散々泣いたらだいぶ落ち着きました。そして「さっき言ったことを取り消してほしい」と何度も何度も謝っていました。

息子の本心ではないと思いましたが、それくらい辛くてしんどくてどうしたらよいかわからない気持ちだということはよくわかりました。

そしてしばらく沈黙の後、息子は静かに「本当に学校へはもう行きたくない」と言いました。

これは息子の心の叫びだと思いました。

息子は私や主人の「学校に行ってほしい」という気持ちを汲み取り、ずっと耐えてたんだと思いました。この10ヶ月の間ずっと息子の気持ちに気づいてながら何か良い方法はないかと引きずってきましたが、それがもう限界だということでした。

先のことを心配するのではなく、まず目の前の息子を受け入れなければならない、心の準備ができていないのは親のほうで息子はもう限界にきていると感じました。

「わかった。学校はもう行かなくていいよ。パパにはママから話すからもう何も心配しなくていいよ。」

私がそう言うと息子は泣きながら「ありがとう」と抱きついてきました。何度も何度もありがとうって泣きじゃくりました。