妊娠10か月(36~39週)

妊娠10か月(36~39週)

お産の時期は下記のように分かれており、

妊娠37週に入ると正期産と言って赤ちゃんがいつ生まれても

大丈夫な時期になります。

流産:22週未満

早産:22週0日~36週6日

正期産:37週0日~41週6日

過期産:42週0日以降

お産の兆候がはじまればすぐに病院へ連絡できるように、

常に病院の連絡先、タクシーの電話番号、母子手帳、診察券

などを持ち歩くようにしましょう。

 

この頃のママの様子

みぞおちまであった子宮がだんだん下へ下がってきます。

胃や心臓への圧迫が消え、すっきりとし、

動悸や息切れの症状も軽くなります。

子宮が下がった分、膀胱への圧迫が強くなって

頻繁に尿意をもよおすようになります。

破水、おしるし(出血)、前駆陣痛といった

お産が近づいている兆候があります。

 

この頃の赤ちゃんの様子

赤ちゃんの大きさは身長約50㎝、体重約3100g。

腎臓機能が成熟して水分がしっかりと処理されるようになり、

張のあるピンク色の肌になってきます。

全身を覆っていた胎脂が少なくなり、皮下脂肪が十分につき

ふっくらした体つきになります。

赤ちゃんはあごを胸につけ、ひざをお腹に引き寄せ、

生まれる瞬間を待っています。

 

注意すること

 

お産が近づくと赤ちゃんの頭が骨盤の中に下がってくるため、

胃への圧迫がなくなり食欲が増してきます。

ただしここで食べすぎると体重が急激に増えて体に負担がかかって

しまいます。

量を多く摂るのではなく、たんぱく質、ビタミン、鉄分などの必要な

栄養素をしっかりと摂れるような質の良い食事を心がけましょう。

外出先で陣痛が始まるなど、もしもの場合に備えて一人での外出は

避けましょう。

おしるし(出血)、陣痛、破水などお産が近づいたサインは見逃さずに、

すぐに病院へ連絡しましょう。

お産の経過については出産のところで詳しく説明しています。