妊娠2か月(4~7週)
月経が遅れ、妊娠に気づくのがこの頃です。
妊娠検査薬でも反応が出る頃です。
妊娠に気づいたら産婦人科で超音波検査を受けて確認してもらいましょう。
妊娠6週目頃には超音波検査で赤ちゃんの心臓の拍動が確認されます。
この頃のママの様子
つわりの症状が始まります。
つわりの主な症状には下記のようなものがあります。
病気ではないので心配はいりませんが、無理をしないようにしんどい時は体を
安静にしてゆっくり休むようにしましょう。
この頃から子宮がひと回り大きくなり膀胱を圧迫するために頻繁に尿意を
もよおすようになります。また胸が張ってきて乳頭が敏感になります。
月経予定日頃に着床時出血と呼ばれる月経と間違えるような少量出血が
起こる場合があります。妊娠したら出血は赤ちゃんからの何かのサイン。
流産の可能性もあるので、出血があれば少量の出血でもすぐに病院へ行き
診察を受けましょう。
つわりの主な症状
・吐き気・嘔吐
・食欲不振
・眠気が強くなる
・頭痛、めまい、発熱
・体がだるい
・においに敏感になり食べ物の好みが変わる
・便秘になる
・イライラしたり精神不安定になる
この頃の赤ちゃんの様子
大きさは頭殿長(頭からおしりまでの長さ)で約12mm未満、体重は約4g
妊娠7週頃には赤ちゃんの体は頭と胴の2頭身になり胎芽と呼ばれます。
胎盤のもとになる組織が形成されはじめ、へその緒になる組織が発達します。
この時期は器官形成期といって赤ちゃんの主な器官の基礎が作られる
大事な時期です。
脳や脊髄、目や耳の神経などが急速に発達し、心臓、肝臓、胃などの臓器の
分化も始まります。
超音波写真の様子
・胎嚢(胎芽が入っている袋)の中に胎芽が見える
・胎芽に心拍が確認できる
・胎芽の横に卵黄嚢が見える
注意すること
コーヒー、紅茶、緑茶に含まれるカフェインは胎盤を通して赤ちゃんに移行し
蓄積されます。1日1~2杯くらいなら問題はありませんが、飲みすぎると不眠の
原因にもなり、赤ちゃんにも悪影響を与える可能性があるので、飲みすぎには
注意しましょう。またゆったりした服装を着て体を冷やさないように
気を付けましょう。
病院での診察の際にはパンツよりもスカートがお薦めです。
内診の際、下着を脱いでもスカートならはいたまま受診することができます。