妊娠5か月(16~19週)
妊娠5か月になると安定期に入ります。
日本では昔から妊娠5か月の戌の日にさらしの腹帯を巻いて、安産祈願
をする習慣があります。
関西では宝塚の中山寺が安産祈願の神社として有名です。
京都ではわら天神へ行く人が多いです。
それぞれ安産祈願の神社には言い伝えがあり、中山寺では神社から頂く腹帯に
書かれた性別と異なる性別の子が授かると言われています。
中山寺では安産された方がお礼参りの際に腹帯に生まれた子の生まれ年(干支)
と性別を書いて神社に納め、その腹帯をお寺がご祈祷したものを次に安産祈願に
訪れた方が頂くという伝統になっています。
私の場合は腹帯に<虎年 男>と書かれていたのですが
健診では男の子だと言われました^^
最近では書かれた性別どおりの子を授かる場合も多いそうです。
京都のわら天神では安産祈願として稲藁を頂くのですが、
その稲藁に節があれば男の子、節がなければ女の子だという
言い伝えがあります。
男の子でも女の子でもどちらでも嬉しいものですが、
これくらいの時期になると気になるものですね。
お腹の赤ちゃんに話しかける時も、
性別がわかればより愛おしく感じるものです^^。
赤ちゃんもお腹の中でママやパパの声を聞いています。
お腹にいるあいだからたくさん話しかけてあげてくださいね。
この頃のママの様子
子宮の大きさは大人の頭くらいになりおへそのあたりまで大きくなります。
また、乳房に脂肪がついて妊娠前よりもひとまわり大きくなり、
体つきも全体に丸みを帯びてふっくらとしてきます。
早い人なら妊娠18週くらいから胎動を感じることもあります。
この頃の赤ちゃんの様子
大きさは身長約25㎝、体重約280g。
骨が丈夫になり筋肉も強くなり、皮下脂肪がつき始めます。
皮膚が赤みがかり全身に胎毛が生え、髪の毛も生え始めます。
指しゃぶりも始めます。
超音波写真の様子
・心臓が左心室、右心室、左心房、右心房の4つの部屋に分かれている
のが確認できる。
・頭、体、手足がはっきりと確認でき、首のつけ根からおしりまで背骨も
確認できる。
注意すること
妊娠中はホルモンのバランスの影響によって口の粘膜が充血したり
唾液の分泌液が減少したりと口内環境の変化が起こりやすくなります。
その為、虫歯や歯周病菌が増えやすくなります。
食後の歯磨きを丁寧にして常にお口の中を清潔に保つように注意しましょう。
妊娠中期に一度は歯科検診を受けておきましょう。
また妊娠中は黄体ホルモンの影響で腸の動きが低下し、その上、
大きくなった子宮が腸を圧迫して動きを妨げ便秘になりやすくなります。
便秘を解消するには食物繊維たっぷりの食事をとり、
就寝前に水を飲むと良いです。
規則正しい生活を心がけることが大切ですがそれでも苦しい時は
病院で妊婦さん用の便秘薬をもらうこともできます。
安定期に入るとお腹を支えたり、冷えから守ることがとても大切です。
安産祈願でいただいた腹帯を巻く人もいますが、
病院によっては腹帯を薦めないところもあります。
骨盤のゆるみを防ぐためのベルトやガードルなども
たくさん市販されていますので自分に合ったものを見つけて、
快適な妊婦ライフを過ごしてください。