妊娠9か月(32~35週)
いよいよ妊娠生活もゴール目前です。
入院用のバックを用意して、必要なものを入れ、
いつでも入院できるよう準備をしておきましょう。
入院生活に必要なものは大きめのバックに入れ、
母子手帳や貴重品、入院書類は小さなバックやポーチにまとめておくと、
すぐに取り出せて便利です。
また、退院時に必要なものは別のバックにまとめておき、
ご家族の方に持ってきてもらえば荷物が少なくてすみます。
病院によっては病院側で色々準備をしてくれているものがありますので、
事前に確認をしたほうがいいでしょう。
入院準備品チェックリストを参考に余裕をもって準備をしておきましょう。
また、里帰り出産をする人は遅くとも32週~34週までにはすませましょう。
36週を過ぎるとお産がいつはじまってもおかしくない時期に入り、国内線の飛行機に
乗る際にも医師の診断書と本人の同意書が必要となります。
パパの運転で帰る場合は渋滞を避け、1時間おきに休憩を入れるなどして
無理のない移動を心がけましょう。
この頃のママの様子
子宮がみぞおちのあたりまで上がってくるので、
胃が押し上げられてつわりのような胃のムカムカを感じる
こともあります。
また心臓や肺が圧迫されて動悸や息切れがします。
膀胱も圧迫される為、頻尿や尿もれも起こります。
足への負担がいっそう強くなるので足のつけ根が痛んだり、
つったり、むくみやすくなったりします。
お腹が苦しかったり、足がだるかったりで寝苦しい日々が続く
ことがありますが、もう少しの辛抱です。
かわいい赤ちゃんとの対面がもうすぐです!
頑張って乗り越えましょう。
また、この頃になったら毎日赤ちゃんの元気度チェックを行います。
方法は赤ちゃんが10回動くのに何分かかるか測定をします。
午前中と、午後に1回ずつ、はじめて胎動を感じてから10回胎動を
感じるまでの時間を測ります。
赤ちゃんが10回動くのに20分以内であれば赤ちゃんが元気な証拠。
30分以上かかるようであれば病院に連絡しましょう。
ただし、赤ちゃんが眠っていることもありますので、一度30分以上
かかってももう一度やってみましょう。
この頃の赤ちゃんの様子
赤ちゃんの大きさは身長約47㎝、体重約2500g。
皮下脂肪が増え、体つきがふっくらして外見的には
新生児と同じようになってきます。
肺の機能が完成し、胎児を保護する胎脂で全身を
覆われています。また、髪の毛が長くなり、爪は
指の先端まで伸びてきます。
注意すること
日常生活の中で、お産の時によく使う筋肉をほぐしておきましょう。
昔から臨月に入ったら床の拭き掃除をするように言われます。
あぐらや床の拭き掃除は股関節や骨盤の筋肉を柔軟にします。
しんどいですが、無理をしない程度に床の拭き掃除をして
安産に備えましょう。
また歩くことは足腰の筋肉を慣らします。
毎日30分くらいのお散歩を心がけることも良いでしょう。
ただし、くれぐれも無理は禁物。
できるだけ外出時は誰かに付き添ってもらうようにしましょう。